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すべての始まりは2003年2月4日。

 「蔵 太平山」オフ後にさとるさんが俺の家に持ってきて、「まあタイトルとキャラの名前と取説で2000円の元は十分に取れるかなー」と言いながらプレーを始め、そのあまりのオモシロさに打ちのめされて、
2時間後に失禁一歩手前の状態まで追い込まれるほどに悶絶したのが発端です。

 とにかく、このゲームのバカっぷりは世の中に転がる凡百ギャル(エロ)ゲーとは根本的にレベルが違いました。
絵だったりシナリオだったり声優の演技だったり、言及対象になるバカ要素を単体で取り出すと「あーコレは○○でも言える事だよねー」という評価が出ようものなのですが、複合技と一言で片づけられない規模で押し寄せるバカの波状攻撃に、俺の腹筋は全く耐える事が出来ませんでした。

 (別にヘタレ絵じゃないっていうかむしろ原画さんの時点で非常に良さげなクオリティの)
ヒロインの特定の立ち絵が出てくるたびにセリフと共に大笑いできたり、
全ての男キャラがコンバット越前クラスのスーパー素人演技力を持ち合わせていたり、
主人公がヒロインに自分の想いを告げ、晴れて結ばれる…という、ある種「ヒロイン決定の瞬間」とも言える重要なシーンにおけるセリフひとつでパッドを放り投げて5分間笑い転げられたり

 ひとつのゲームでこんなに笑え楽しめたのはとんでもなく久しぶりの事でした。
(ある分野において)PS2の歴史にその名を刻み込むべき大怪作…そう。

 おまカフェはギャルゲー界のデスクリムゾンです。


…なのに、おまカフェは今まで不思議なほど取り上げられていませんでした。

 このコンテンツ作成時点でのググル検索ヒット数は52件
その珍奇なネーミングがちょっと話題になった程度で、普通のギャルゲーマーな方がちょっと言及して終わり…という、言うなれば埋もれたゲームとしての扱いになっていました。

 バカゲーマーな方々が、どうして今までこのソフトを見逃していたのか。
 そして、俺もどうして今まで名前すら認知していなかったのか。
 あるいは、コンシューマにおけるバカゲーという言葉自体が過去の物として葬り去られてしまったのか。

 こんなに楽しいゲームなのだからもっと盛り上がって欲しい。俺は本気でそう思っています。

 バカゲー収集の一環として、
ギャルゲー制作道を志す人のある意味で目標、ある意味で反面教師とする材料として、
何よりこのサイトを見て笑って頂けるような感性を持った人にとっちゃまさにど真ん中ストライクの逸品です。
どこでもなんでも良い。とにかく買ってください。そして大いなる笑い感動に身をゆだねてください。

 「ゲーム楽しむ」という、久しく忘れていた感覚を再び呼び起こしてくれる「おまカフェ」。
このページが、その楽しみの一助になれば幸いです。

 最後に、「おまカフェ」制作に携わった全てのスタッフさんへ。


 ごめんなさい。

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